平安エッセイ『枕草子』を読む。
どうも、週末翻訳家です。
大河ドラマ『光る君へ』であらためて脚光を浴びている平安文学。
原文を読むのは無理。かといって現代語訳もしんどい・・・
そんな私のような不精者にぴったりのコミカライズ版があるんです。
コミック版『新編 本日もいとをかし!! 枕草子』
言わずと知れた清⭐︎少納言先生の『枕草子』。
原文を習ったのは中学生だったか高校生だったか?
その真の面白さもわからぬまま大人になってしまいました。
今あらためて何が書かれているのかを漫画版で知ったわけですが、
春はあけぼの〜、から勝手に連想されていたほのぼの感とは無縁の辛口エッセイでした。
ナゴン姐さん、おしなべて口悪い。
しかし口悪いだけではなく、日本人の感性を記録した歴史的資料でもあります。
日々の小さな気づきというか、ややもするとあっという間に過ぎ去って忘れてしまうような、機微、心が動いた瞬間を記録し、こうして後世の我々に残してくれたことに感謝。
平安の人も、私たちとかわらない感性を持っていたのだなあ。
そんなことが伺える、すてきな作品でした。
これをコミカライズした小迎裕美子先生の腕がすごい。
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