原作が先か映画が先か、それが問題だ。アラスター・グレイ『哀れなるものたち』
どうも、週末翻訳家です。
さて、借りた本の返却日が来たので図書館に行ってきました。
5冊借りて、真面目に読んだのは2冊。
あとはパラパラとページをめくっただけ。
眺め読みも、自分でお金を出して買ったわけじゃないので、気が咎めません。
今日借りたのは、この1冊。
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哀れなるものたち (ハヤカワ文庫)
アラアラスター グレイ 著/高橋 和久 翻訳
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今年のアカデミー賞にノミネートされている映画『哀れなるものたち』の原作です。
ちょうど映画も始まったので悩んだのですが、創造主に敬意を表して小説から入ることにしました。
物語は、著者である小説家アラスター・グレイが、ひょんなことから入手したある医者の自伝を紐解いていく体で始まります。
異端の科学者バクスターは、驚異の手術を成功させ、身投げした女性に胎児の脳を移植して蘇生させたー
フランケンシュタインばりの奇譚で始まるこの物語。この女性とバクスターの友人マッキャンドルスの運命はどうなっていくのか?
読み始めたばかりですが、すでにわくわくです。
表紙の絵も挿絵もアラスター・グレイの手によるものというから驚き。
手書きのメッセージがページに差し込まれていたりして、まるで自分が手にとっているのが、「その本」みたいな気分になります。
この感じ、なんだか子供の頃に読んだミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を思い出します。(単行本が布張りの素晴らしい装丁の本だった・・・)
久々に、良い読書体験ができそうな予感。
映画も、奇天烈でおもしろそうですね。
原作を読んだら、映画館に見に行ってみようと思います。
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