在宅勤務のオトモが欲しい①

週末翻訳家です。

 

ついにおひとり様がペットを飼い始めました。

なにゆえペットを飼う考えに至ったのか、セキセイインコのインコ氏(仮名)との出会い、そのいきさつを綴りたいと思います。


 

自宅で仕事をし始めてから1年半が過ぎようとしています。

その間、業務時間内で話す人といったら直属の上司か、会議で集った同僚か、たまーに社外の方くらい。

オフィスにいた頃のように、同僚と仕事の合間にお茶しながら世間話をする事もなくなりました。まあ大した話もしてなかったし、愚痴聞かされて面倒くさい気持ちになっていたので、いいんだけど。

それもあって、むしろ在宅の方がサボり時間が少なくなりました。(たまに早弁するけど)

業務時間中、本当に仕事しかしていないわけです。

集中出来て生産性も上がり、大変ありがたいことですが、人間というのは不思議なもので、煩わしさが一切なくなると、なんか味気なくなり、たまには面倒くさい気持ちになりたい・・・って思ってしまうのです。

多肉植物をお世話し始めたのも、それきっかけだったりします。

自分しか世話するものがなくなると、退屈しちゃうんですね人って。

 

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それでも、多肉植物のお世話がだいぶルーティンとして定着して慣れてくると、新たな欲求が生まれて来るのです。

 

もっとお世話したい・・・!

もっと面倒くさい思いしたい・・・!

 

なんなんでしょう。あらゆる人生の面倒くささを排除して生きてきたお一人さまのくせに、急にそんな風になるのです。

 

 

ところで、私はYouTubeでここ最近、文鳥やオカメインコの動画ばっかり観てました。

子供の頃、一度だけ桜文鳥を飼っていたことがあり、その子は呼ぶと飛んでくるくらい懐いていてものすごく可愛かったのです。

 

桜文鳥かわいい・・・

白文鳥はお餅・・・

オカメインコは天使・・・

 

と、一人でハアハアしていたのですが、ペットショップに行っても、デレデレしながら見るだけで思い切ることはできませんでした。

 

飼うなら文鳥と思っていたのですが、どこのペットショップを覗いても雛はいません。

どうやら夏期は雛が生まれないことを後で知りました。

そんなわけでかなり長いこと週末ペットショップ巡りを繰り返していたのですが、ついに9月に入って、とあるお店に憧れのお餅、白文鳥の雛が入荷されました。

それは触れるのも恐ろしいほどの、小さな小さな、羽も生えそろわない雛でした。

1日に何度もさし餌が必要な、かなりのお世話レベルを要するお子です。

連れて帰りたいが、これは、飼育に慣れていない私には無理だ・・・

そのあまりに小さく儚げな命にビビってしまいました。

 

 

(続く)

 

 

 

 

お迎え初日のインコ氏。

生後2ヶ月くらいですが、すでにベタ慣れの手乗りでした。

ブリーダーさんのところでさぞかし可愛がられて育ったんだろうて。

 

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